[友の会会員の折本勝久さんの写真展が

11月1日より東広島芸術文化ホールにて開催されます]

人類史上初の原爆は、当時の日本人のあらゆる営みが集中したヒロシマの街に炸裂したのである。

二、三十年の間、草木も生えないといわれていた廃墟は、七十二年過ぎた今、百万都市へと奇跡の復興を成し

街は新たな様相を見せ始めた。

その繁栄の中に潜んでいる幻影と、混沌たる風景が悲惨な過去のオーバーラップを拒んでいるように感じられる。

放射能の影響の強かった地域に限り撮影を始めたのは、私が被爆二世という体感があったからのようだ。

そしてヒロシマは都会の枝葉としての都市化の波を受けながら変貌している。

その場所を三十年経ってからまた撮影する事によっての 光と時間の化石を見たかった。

                                        折本 勝久